• 2025-09-28
  • 2025-09-26

尿管結石の予防法|CTで即日診断できる当院の取り組みと食生活の工夫

こんにちは、南茨木グリーンクリニック院長松田博人です。開院依頼多くの尿管結石の患者様にご来院頂きました。痛みがとても強く苦しい思いをされている方が多くなんとか結石になる方は減ってほしいと考えています。
本日は尿管結石の原因・予防法・食生活の工夫について詳しく解説します。
尿管結石は、尿の通り道である尿管に結晶が詰まることで、激しい痛みや血尿を引き起こす病気です。放置すると腎機能の低下や感染症のリスクもあります。
当院ではCTによる即日診断が可能で、レントゲンでは写らない小さな結石も発見し迅速に診断・治療してきました。________________________________________
目次
1. 尿管結石の原因
2. 水分の摂り方
3. 食生活での工夫
カルシウムとシュウ酸のバランス
塩分の制限
動物性たんぱくの摂取量
水溶性食物繊維
4. 調理のポイント
5. 生活習慣でできる予防
6. 当院での診療の特徴
7. まとめ
________________________________________
1. 尿管結石の原因
尿管結石は、尿中のカルシウム・尿酸・シュウ酸などが結晶化して石になることで発生します。主な原因は以下です。
• 水分不足(尿が濃くなり結晶ができやすい)
• 食生活の偏り(塩分や動物性たんぱくの過剰摂取)
• 遺伝(家族に結石がある場合リスクが高い)
• 生活習慣(運動不足や急なダイエット、偏食)

2. 水分の摂り方
• 1日1.5〜2リットルを目安にこまめに摂取
• 水・お茶・麦茶・薄めたジュースも可
• 高齢者は喉の渇きを感じにくいため、定期的に少量ずつ飲む
• 就寝前は控えめにして夜間の排尿負担を減らす

3. 食生活での工夫
★カルシウムとシュウ酸のバランス
• 一部の野菜に含まれるシュウ酸は結石の原因になり得ます。
• 代表的な野菜:ほうれん草、たけのこ、ルバーブ、春菊
• ナッツ類やチョコレートもシュウ酸が多いため注意
• しかし、これらの食品を乳製品やカルシウムと一緒に摂ると吸収が抑えられ、結石リスクは低減します
★具体例:
ほうれん草とチーズの和え物
豆腐と野菜の味噌汁(ほうれん草や春菊入り)
★塩分の制限
• 塩分過多は尿中カルシウムを増やし、結石リスクを高めます
• 加工食品やインスタント食品は控え、出汁やハーブで味付け
例:昆布やかつおの出汁、ローズマリーやパセリで風味付け
★動物性たんぱくの摂取量
• 肉や魚の過剰摂取は尿酸結石のリスクを高めます
• 1食あたり手のひらサイズが目安
• 蒸す・茹でる・煮るなど油を控えた調理がおすすめ
★水溶性食物繊維
• 野菜・果物・海藻・きのこ類は尿のpHを安定させ、結石予防に役立ちます
• 例:きのこと野菜のスープ、わかめときゅうりの和え物

4. 調理のポイント
• 茹でるときは水を多めにし、茹で汁は捨てる
• 蒸すと栄養を残しつつ塩分控えめに
• 炒める場合は少量のオリーブオイル
• 出汁やハーブで塩分を減らしても美味しく
★ポイント:シュウ酸を多く含む食品も、カルシウムと組み合わせて食べることでむしろ結石リスクを減らせます。

5. 生活習慣でできる予防
• 適度な運動で尿の流れを促す
• 偏食や急なダイエットを避ける
• 家族に結石の既往がある場合は特に注意

6. 当院での診療の特徴
• CTによる即日診断で石の位置・大きさを正確に把握
• レントゲンでは写らない小さな結石も確認可能です。
• 自然排石が可能か、手術が必要かを早期に判断

7. まとめ
尿管結石は、日常生活での予防と早期診断でリスクを大幅に減らせます。
• 水分をこまめに摂る
• 塩分・動物性たんぱくを控え、野菜・果物・乳製品を上手に組み合わせる
• 調理方法にも工夫を取り入れる
痛みや血尿などの症状があれば、我慢せず早めに受診してくださいね。当院ではCTによる迅速診断で安心して治療を受けていただけます。

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