- 2026-07-08
夏に増える膀胱炎|暑い時期に注意したい原因と予防法
こんにちは。南茨木グリーンクリニックです。
暑い日が続くこの時期、「トイレの時にしみる」「何度もトイレに行きたくなる」「急に血尿が出た」といった症状で受診される方が増えてきます。
「冬の病気」というイメージを持たれることもありますが、実は膀胱炎は夏にも多くみられる病気です。
なぜ夏に膀胱炎が増えるのでしょうか?
① 汗をかいて尿量が減る
夏は汗を多くかくため、体内の水分が不足しやすくなります。
尿量が減ると、細菌が尿と一緒に排出されにくくなり、膀胱内で増殖しやすくなります。
② 水分を我慢してしまう
外出中や仕事中などで、水分摂取を控えてしまう方も少なくありません。
こまめな水分補給は熱中症予防だけでなく、膀胱炎予防にも大切です。
③ 尿を我慢する習慣
「忙しくてトイレに行けない」という状況が続くと、膀胱内で細菌が増えやすくなります。
このような症状はありませんか?
• 排尿時の痛み・しみる感じ
• 頻尿(何度もトイレに行きたくなる)
• 残尿感
• 尿が濁る
• 血尿
• 下腹部の違和感や痛み
発熱や腰の痛みを伴う場合は、腎盂腎炎へ進行している可能性もあり、早めの受診が必要です。
自己判断せず受診しましょう
市販薬で様子を見る方もいらっしゃいますが、症状が似ていても、
• 尿路結石
• 性感染症
• 前立腺炎(男性)
• 膀胱がん
など、別の病気が隠れていることがあります。
特に血尿がある場合は、一度しっかり検査を受けることをおすすめします。
★来院後の検査について
当院では、まず尿検査を行い、尿中の白血球や細菌、血尿の有無などを確認します。
必要に応じて尿培養検査を追加し、どの細菌が原因なのか、またどの抗菌薬が効果的か(薬剤感受性)を調べます。
症状や検査結果によっては、尿路結石や膀胱がんなど他の病気が隠れていないかを確認するため、超音波検査やCT検査を行うこともあります。
★治療について
細菌性膀胱炎と診断された場合は、原因となる細菌に対して抗菌薬による治療を行います。
症状や患者さんの状態に合わせて適切な抗菌薬を選択し、必要に応じて尿培養検査の結果を参考に薬を変更することもあります。
また、十分な水分補給を心がけ、尿を我慢しないことも治療を助ける大切なポイントです。
通常は数日で症状が改善することが多いですが、処方された抗菌薬は症状が良くなっても自己判断で中止せず、最後まで飲み切ることが重要です。
発熱や背中・腰の痛みを伴う場合は、膀胱炎ではなく腎盂腎炎へ進行している可能性もあるため、より詳しい検査や点滴治療が必要になることがあります。
症状が繰り返す方や、治療しても改善しない方は、別の病気が隠れている可能性もあるため、追加検査をご提案することがあります。
★日頃からできる予防法
•こまめに水分を摂る(目安は1.5〜2L程度※持病がある方は主治医の指示に従ってください)
•尿を我慢しない
•トイレの後は清潔を保つ
•十分な睡眠をとり、疲れをためない
毎日のちょっとした心がけが予防につながります。
気になる症状があればお気軽にご相談ください
南茨木グリーンクリニックでは、尿検査や超音波検査、必要に応じてCT検査などを行い、症状の原因を迅速に調べることができます。
「ただの膀胱炎かな?」と思っていても、別の病気が見つかることもあります。
排尿時の違和感や頻尿、血尿など気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。