- 2026-07-20
夏に増える「亀頭包皮炎」とは?原因・予防法・検査・治療について泌尿器科専門医が解説
暑い季節になると、
* 「亀頭が赤くなった」
* 「包皮が腫れて痛い」
* 「かゆみやヒリヒリ感がある」
* 「白いカスや嫌な臭いがする」
このような症状で受診される方が増えます。
これらの症状は亀頭包皮炎の可能性があります。
軽い炎症と思われがちですが、性感染症や糖尿病などが隠れていることもあるため、症状が続く場合は泌尿器科の受診をおすすめします。
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★ 亀頭包皮炎とは?
亀頭や包皮に炎症が起こる病気です。
小児から高齢者まで幅広い年代にみられますが、特に
* 夏場
* 包茎の方
* 糖尿病の方
* 免疫力が低下している方
に多くみられます。
★夏に増える理由
夏は、
* 汗をかきやすい
* 蒸れやすい
* 細菌や真菌(カンジダ)が増殖しやすい
* 海水浴やプールの後に長時間濡れたままでいる
* スポーツで下着が蒸れる
など、炎症が起こりやすい環境になります。
★主な症状
次のような症状がみられます。
* 亀頭が赤い
* 包皮が腫れる
* かゆい
* ヒリヒリ痛む
* 排尿時にしみる
* 白いカス(恥垢)が増える
* 悪臭がする
* 黄色い膿が出る
* 包皮がむけにくくなる
症状は原因によって異なります。
★原因
① 細菌感染
もっとも多い原因です。
皮膚の常在菌が増殖し炎症を起こします。
② カンジダ感染
真菌(カビ)の一種です。
* 糖尿病
* 抗菌薬内服後
* 免疫力低下
で起こりやすくなります。
白い付着物が特徴です。
③ 性感染症
以下の病気でも似た症状が現れます。
* クラミジア
* 淋菌
* 性器ヘルペス
* 梅毒
* マイコプラズマ・ウレアプラズマ
性交渉後に症状が出た場合は性感染症も考慮する必要があります。
④ かぶれ(接触皮膚炎)
* ボディソープ
* 石鹸
* コンドーム
* 潤滑剤
などが原因になることもあります。
★当院で行う検査
症状や経過を確認したうえで、必要に応じて次の検査を行います。
①視診
炎症の程度や特徴を確認します。
② 尿検査
尿道炎や膀胱炎の有無を調べます。
③ 尿培養検査
原因菌を特定し、適切な抗菌薬を選択します。
④分泌物の培養検査
膿や分泌物がある場合は細菌や真菌を調べます。
⑤性感染症検査
必要に応じて
* クラミジア
* 淋菌
* 梅毒
* HIV
* B型肝炎
* C型肝炎
* マイコプラズマ
* ウレアプラズマ
などを検査します。
⑥血液検査
繰り返す場合は糖尿病などの基礎疾患も確認します。
★治療
原因によって治療法は異なります。
①細菌感染
抗菌薬の塗り薬や内服薬を使用します。
②カンジダ感染
抗真菌薬を使用します。
③性感染症
原因菌に合わせた抗菌薬で治療します。
パートナーの検査・治療が必要になることもあります。
★★ 包茎が原因の場合
何度も繰り返す場合は包茎治療が有効なことがあります。
排尿時に尿が出にくい、痛いなどの症状がある場合は保険適応での手術が必要となる可能性があります。
★自宅でできる予防法
① 毎日やさしく洗う
包皮を無理のない範囲でめくり、
ぬるま湯や低刺激の石鹸で優しく洗いましょう。
ゴシゴシ洗う必要はありません。
② よく乾かす
洗った後は水分をしっかり拭き取りましょう。
湿気は細菌やカンジダの繁殖につながります。
③ 通気性の良い下着を選ぶ
汗をかいたら早めに着替えましょう。
④ 血糖値を管理する
糖尿病がある方は血糖コントロールも重要です。
⑤ 性交後も清潔に
性交後は軽く洗浄し、異常があれば早めに受診してください。
★受診の目安
次のような場合は早めに泌尿器科を受診しましょう。
* 強い痛みがある
* 排尿できない
* 発熱がある
* 膿が出る
* 水ぶくれや潰瘍がある
* 何度も繰り返す
* 市販薬で改善しない
* 性感染症が心配
南茨木グリーンクリニックでは
当院では泌尿器科専門医が診察を行っています。
亀頭包皮炎はもちろん、
* 包茎
* 排尿時痛
* 尿道炎
* 性感染症
* 頻尿
* 血尿
まで幅広く診療しております。
必要に応じて尿検査・培養検査・性感染症検査・血液検査を組み合わせ、原因に応じた適切な治療をご提案いたします。
デリケートなお悩みで受診をためらわれる方も少なくありませんが、早めの受診で短期間で改善することが多い病気です。
赤い」「かゆい」「痛い」「腫れた」など気になる症状があれば、お気軽に南茨木グリーンクリニックへご相談ください。