- 2026-08-17
夏バテが長引く男性へ|そのだるさ・やる気の低下は「男性更年期」かもしれません
「暑くなってから、なんとなく体がだるい」
「寝ても疲れが取れない」
「以前よりやる気が出ない」
「最近、筋力が落ちた気がする」
夏は暑さや睡眠不足などによって体調を崩しやすく、「夏バテかな?」と思われる方も多い季節です。
しかし、**40~60歳代の男性で疲労感や意欲低下が長く続いている場合、「男性更年期(LOH症候群)」が隠れていることがあります。**
## 男性更年期(LOH症候群)とは?
男性更年期は、医学的には**LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)**と呼ばれます。
男性ホルモンである「テストステロン」の低下などに伴って、身体・精神・性機能にさまざまな症状が現れる状態です。
日本泌尿器科学会・日本Men’s Health医学会の診療の手引きでは、LOH症候群は主として**加齢やストレスに伴うテストステロン低下による症候群**とされています。
★こんな症状はありませんか?
男性更年期では、次のような症状がみられることがあります。
★身体の症状
* 疲れやすい、だるい
* 筋力が落ちた
* 太りやすくなった
* ほてり、発汗
* 睡眠の質が悪い
★心の症状
* やる気が出ない
* イライラする
* 集中力が続かない
* 気分が落ち込む
* 仕事への意欲が低下した
★ 男性特有の症状
* 性欲が低下した
* ED(勃起機能の低下)
* 朝立ちが減った
特に**「疲れやすくなった+やる気が出ない+性欲や朝立ちが減った」**という組み合わせは、一度男性ホルモンを確認してみるきっかけになります。
LOH症候群では、全身倦怠感、性欲低下、筋力低下、ED、集中力低下、不眠、いらいら、早朝勃起の減少など、非常に幅広い症状が報告されています。
★夏バテと男性更年期はどう違う?
夏バテは、暑さによる食欲低下、睡眠不足、脱水などが関係していることが多く、気候や生活環境が改善すると症状も徐々に改善します。
一方、
「夏になる前から調子が悪かった」
「十分休んでも改善しない」
「仕事への意欲や性欲も低下している」
「以前より筋肉が落ち、お腹が出てきた」**
といった場合には、単なる夏バテだけではない可能性があります。
ただし、疲労感や気分の落ち込みは、甲状腺疾患、貧血、糖尿病、睡眠障害、うつ病などでも起こります。
そのため、**症状だけで「男性更年期」と決めつけないことが大切です。**
★男性更年期は採血で調べられます
男性更年期が疑われる場合、症状を確認したうえで、血液検査によって**テストステロン(男性ホルモン)**を測定します。
現在の診療の手引きでは、診断の目安として、
* 総テストステロン:250 ng/dL以下
* 遊離テストステロン:7.5 pg/mL未満
などが示されています。
ただし、**数値だけで男性更年期かどうかを判断するわけではありません。**
どのような症状があるのか、生活への影響はどの程度なのか、ほかの病気が隠れていないかなどを総合的に判断します。
★治療は「男性ホルモンを打つ」だけではありません
男性更年期の治療というと、すぐにテストステロン補充療法をイメージされるかもしれません。
しかし、すべての方にホルモン補充が必要なわけではありません。
症状や検査結果に応じて、
* 睡眠や生活習慣の改善
* 運動習慣の見直し
* 肥満の改善
* ストレスへの対応
* EDなど個々の症状に対する治療
* 必要に応じたテストステロン補充療法
などを組み合わせて考えます。
特に**筋力トレーニングを含めた運動習慣**は、男性の健康を考えるうえでも重要です。診療の手引きでも、LOH症候群に対する非薬物療法として運動療法が取り上げられています。
★「年齢のせい」と諦めないでください
40~60歳代は、仕事や家庭で責任が増え、ストレスも大きくなりやすい年代です。
「最近疲れているだけ」
「もう若くないから仕方ない」
と我慢している方も少なくありません。
しかし、体調不良の原因を一度確認することで、治療できるものが見つかることがあります。
**だるさ・やる気の低下・筋力低下・性欲低下・EDなどが続いている男性は、一度泌尿器科でご相談ください。**
南茨木グリーンクリニックでは、男性更年期(LOH症候群)について、症状の確認や血液検査などを行い、一人ひとりの状態に合わせて治療を検討します。
「夏バテだと思っていたけれど、なかなか元気が戻らない」
そんなときもお気軽にご相談ください。
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泌尿器科・内科