内科について

当クリニックの内科では、特定の専門領域にこだわることなく、幅広く内科全般を診療しております。具体的には、風邪やインフルエンザ、コロナ感染症などでよくみられる発熱、鼻水、鼻づまり、咳、痰、喉の痛みをはじめ、腹痛、嘔吐、下痢などの消化器症状など、急に起きたとされるはっきりとした症状の患者様を主な対象としています。
また、便秘や慢性的な咳、貧血、花粉症やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、じんましんなどのアレルギー疾患など幅広く対応いたします。不眠で悩んでいる方、手足がむくんでいる方など一人で悩まずに何でもご相談ください。当クリニックでは無駄な検査は一切行わず必要とされる検査のみ行います。
原因はよくわからないものの体調が悪いという不定愁訴についても、患者様の様子を注意深く観察し、必要があれば一般検査やレントゲン、超音波検査、CT検査などを行います。これにより、適切とされる治療を行っていきます。なお、様々な検査結果や治療後に、入院加療が必要になった際や病気の進行を認め、高度医療機器による検査や治療を検討するときは、当クリニックと提携している専門病院をご紹介いたします。
当科で扱う主な疾患・症状
急性疾患
- 風邪
- ウイルスが原因で鼻や喉に炎症を起こし、くしゃみ、鼻水、喉の痛みなどの軽い症状が続く感染症です。抗生剤は基本的に使用せず、それぞれのつらい症状に対してお薬を処方して経過観察します。
- インフルエンザ
- インフルエンザウイルスが原因で発熱、咳、喉の痛み、全身の倦怠感や筋肉痛を引き起こす感染症で、重症化することもあるため予防接種が推奨されます。検査は発熱後半日経過してから実施し、治療薬は症状が出てから48時間以内に内服します。
- コロナ感染症
- 新型コロナウイルスが原因で発熱、咳、喉の痛み、倦怠感などの症状を引き起こし、重症化すると肺炎や呼吸困難を伴うことがある感染症です。検査は発熱後半日経過してから実施し、重症化リスクが高い方には内服薬を処方します。
- 咽頭炎
- 主にウイルスや細菌感染(A群溶連菌性咽頭炎など)が原因で、喉の奥が炎症を起こし、喉の痛みや発熱が生じる病気です。「つばが飲み込めず、よだれが止まらない」、「くぐもった声」、「息がしにくい」などの症状があれば重症のサイン(急性喉頭蓋炎など)ですので、提携先病院に治療をご相談させていただきます。
重症でなければそれぞれの症状に対して抗生剤など処方します。軽症であれば抗生剤や痛み止めなどで炎症を抑える治療をします。 - 扁桃炎
- 主に細菌やウイルス感染が原因で、扁桃が炎症を起こし、喉の痛みや発熱、腫れが生じる病気です。「口が開きにくい」、「痛すぎて飲み込めない」などの症状があれば扁桃炎に膿が溜まっている重症のサイン(扁桃周囲膿瘍など)ですので、提携先病院に治療をご相談させていただきます。
軽症であれば抗生剤や痛み止めなどで炎症を抑える治療をします。 - 気管支炎
- ウイルスや細菌感染が原因で、気管支が炎症を起こし、咳や痰、発熱が生じる病気です。レントゲンで肺に異常は認めませんが咳や痰が出ている場合に疑います。「咳が続く」、「痰に血が混じる」、「息苦しい」などの症状が長引く場合は、気道腫瘍の可能性があります。そのうち治るだろうと放っておかずご相談ください。当クリニックでは当日のCT検査が可能です。
- 肺炎
- 細菌やウイルスなどの感染により肺が炎症を起こし、発熱、咳、息切れなどの症状が現れる病気です。「65歳以上でぐったり」していたら重症化のサインで早期の対処が必要です。当クリニックでは最新の胸部レントゲンAI診断システム(CXR-AID)を導入しております。肺炎や肺がんを疑う場合など、従来の検査と比べて見落としが少なく精度の高い診断が可能です。また当日のCT検査が可能です。
軽症であれば抗生剤や痛み止めなどで炎症を抑える治療をします。 - 胃腸炎
- ウイルスや細菌の感染、食事などが原因で胃や腸が炎症を起こし、腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れる病気です。これらの症状に発熱や背中の痛みを伴う場合は、膵炎や腎盂腎炎などの重症化する病気の可能性があるため、CT検査で詳しく検査をすることもあります。食事や飲水ができない場合は点滴を投与します。
- 熱中症
- 高温環境で体温調節がうまくいかず、めまいや脱力感、意識障害などを引き起こす状態です。脱水が重症化すると急性腎不全を引き起こす可能性がありますので、点滴などの早急な対処が必要となります。重症の場合は提携先病院へ緊急受診を依頼します。
慢性疾患
- 貧血
- 血液中のヘモグロビン濃度が低下し、疲労感や息切れ、めまいなどの症状が現れる状態です。採血検査を行い、貧血の原因を検索し、投薬を行います。貧血があり、「便が黒いもしくは血が混じっている」方は消化器がんの可能性があり内視鏡検査の必要がありますので消化器内科をご紹介します。また腎臓が悪い方も貧血となりますので、当クリニックで注射や内服薬で治療が可能です。
慢性腎臓病はこちら - 便秘
- 排便が困難または不規則になり、腹痛や不快感を伴う状態です。便秘の原因は多岐に渡りますが、食物繊維の摂取不足(硬い便の原因)や運動不足、ストレスなどの生活習慣や大腸がんやクローン病などの大腸に問題があるパターンなどがあります。「便は柔らかいけども出しにくい」という症状がある方は、大腸がんなど病気が隠れているサインかもしれません。当クリニックでCT検査を行うか、内視鏡検査可能な提携先の専門機関にご紹介しますのでご相談ください。
- むくみ(浮腫)
- むくみの部位には片足もしくは両足(全身)のパターンがあります。片足のむくみは血栓や蜂窩織炎などの感染症があげられます。両足のむくみは、心臓や肝臓、甲状腺の病気やNSAIDs、高血圧のお薬によるもののほか、泌尿器科領域であれば慢性腎臓病やネフローゼ症候群、排尿障害、骨盤内の腫瘍による静脈の圧迫やリンパ液の流れの悪化(片側が多い)などが原因として挙げられます。必要と考えられる採血検査や画像検査を行い、原因を考え治療します。
- 不眠症
- 眠れない原因としては、①単純に眠れない不眠症(精神生理性不眠)か、②体の症状が原因となる不眠症 に分けられます。①の場合は、まずは生活習慣の見直しやお薬による治療を開始します。当クリニックでは依存性や副作用が少ない薬を少量から投与するよう心がけております。また認知症に気づくきっかけになることもありますので、まずはお気軽にご相談ください。
②の原因は多岐に渡りますが主なものとしては以下の通りです。まず、睡眠時無呼吸症候群(以降SAS)です。これは「夜中息が止まっている、いびきがうるさい、夜間の息苦しさ、日中の眠気」が主訴で疑われた場合に簡易検査を行い、提携病院で精査することもあります。治療としては、まず減量や生活習慣の見直しを行い、改善しなければCPAPなどの治療を行います。SASは眠りが浅くなるだけでなく、夜間頻尿や高血圧・糖尿病などの生活習慣病の重症化をきたし、心筋梗塞や脳梗塞などの原因となることもありますので少しでも心配な方は一度ご相談ください。ほかはその名の通り「足がむずむずして眠れない」というむずむず脚症候群や、院長の専門である夜間頻尿も不眠症の原因にもなります。 - アレルギー疾患
- 免疫系が特定の物質に過敏に反応し、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの症状を引き起こす状態です。治療は長期にわたることが一般的です。「鼻水が止まらない」、「喉が痛い、いがいがする」といった症状や春先に多い花粉症などが疑われる場合はご相談ください。
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 睡眠中に何度も呼吸が止まることで、熟睡できず、日中の強い眠気や集中力の低下、頭痛などの症状が現れる病気です。いびきが大きい、日中の眠気が強い、起床時に頭が重いといった症状がある方は注意が必要です。当クリニックでは、自宅で行える簡易検査を用いて、睡眠中の呼吸状態を評価します。重症度に応じてCPAP(持続陽圧呼吸療法)などをご提案いたします。また、高血圧、糖尿病、心疾患などの生活習慣病や夜間頻尿とも深く関連しているため、これらの疾患をお持ちの方には特に検査をおすすめします。必要に応じて、専門の医療機関をご紹介いたします。
当クリニックは「帝人ヘルスケア」と提携し、簡易検査機器の貸し出しやCPAP治療、調整などを行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
発熱症状のある方へ
(発熱外来)
当クリニックでは、発熱などの症状がある方の受診について、以下のようにご案内しております。
円滑な診療のため、ご理解とご協力をお願いいたします。
ご来院前にお電話ください
発熱などの以下に当てはまる症状がある方は、必ずご来院前にお電話をお願いいたします。
症状やご来院手段などを確認のうえ、受診方法をご案内いたします。
- 37.5度以上の発熱がある
- 咳やのどの痛み、鼻水などの呼吸器症状がみられる
- 全身の倦怠感や息苦しさがある
- 身近に新型コロナウイルス感染症に罹患した方がいる
- 下痢や嘔吐など胃腸炎の症状がある
- 味覚障害を感じている
- 背中の痛み
など
ご来院後の流れ
徒歩でご来院の場合
発熱外来(専用入口)へご案内いたします。受付に到着されたら、クリニックに再度お電話ください。
お車でご来院の場合
車内にて待機いただき、検査を実施いたします。到着後、クリニックにお電話いただきましたらスタッフよりご案内いたします。
発熱外来入口

注意事項
- 事前連絡なしの直接来院の場合、受診までお時間をいただく場合があります。
- ご来院時はマスクの着用をお願いいたします。
- 混雑状況により、お待ちいただく可能性がございます。
感染予防のため、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。